こんにちは、牛田です。5733OPS(Option8) Orionが、ようやく”Coming”が外れて、導入出来る様になりました。
Orion詳細こちら
今回導入環境
・IBM i V7R2M0
・5733OPS Base導入済み
・XMLService-1.9.6導入済み
導入手順
・5733OPSのメディアからOption8をインストール
RSTLICPGM LICPGM(5733OPS) DEV(OPTVRT01) OPTION(8) LNG(2924) RLS(V1R1M0)
・PTF”SI60170”を導入※2016/07/04 時点
動作方法
・開始スクリプト /QOpenSys/QIBM/ProdData/OPS/Orion/orion
・終了スクリプト /QOpenSys/QIBM/ProdData/OPS/Orion/stopOrion
・設定ファイル /QOpenSys/QIBM/UserData/OPS/Orion/orion.conf orion.ini
上記スクリプトで起動するとQHTTPSVR配下でジョブが起動されます。スクリーンショットは以下の通りです。
OrionへのアクセスはWebブラウザで「http://myhost:2025」です。
使用方法
・Orion用ユーザーの作成
・プロジェクトの作成
・ソースファイルの作成
プロジェクトを作成すると「/QOpenSys/QIBM/UserData/OPS/Orion/serverworkspace/~」以下のユーザー名でディレクトリ階層が作成されます。ユーザーディレクトリの下は、「OrionContent/プロジェクト/ソース」の様な構造になっています。
Orionエディターのスクリーンショットは以下の通りです。
作成したソースをGit管理にする事も出来ます。
(1)リポジトリの作成
(2)既存プロジェクトの選択
(3)Git管理完了
疑問点
・日本語は?
→ OrionのBabelプロジェクトがありそうですが、公式をみたら中身がありませんでした。
・作成ファイル、複製ファイルのCCSIDは?
→ UTF-8の様です。
・作成したソースのコンパイルは?
→ CRTBNDRPG PGM(QTEMP/TEST0819) SRCSTMF(‘/QOpenSys/QIBM/UserData/OPS/Orion/serverworkspace/~/プロジェクト名/ソース.rpgle’)
※現状はOrion内での連携はなさそうです。
困ったのが、CCSID 1208で作成されてしまうソースファイルをコンパイルコマンドのSRCSTMFの指定が出来ないと言う事。ASCIIの場合はCCSID819で作成しないと駄目っぽい。
5035等でEBCDICで変換掛けるかASCIIなら819決め打ちしか現状対応策が判りませんでした。何れにせよ手作業だと言うことと、819に決め打ちするとDBCSリテラルが使用出来ない為、実用的では無いです。英語圏の人は困らないのだろうけどね。
まだまだ、RDiに比べると先は長そうですが、RPGは別として、将来性は感じるのと、PHPはこっちでも良いかもってのは感想でした。
オジさんRPGerは、当分SEUとPDMで頑張るのです。SEUをOpenSource化してくれれば良いのにと思う今日此の頃です。