IBM i からオートFAX送信
業種 | 製造業 |
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地域 | 静岡県 |
システム | プラットフォーム:IBM i IBM i PHP環境:CS^2 開発言語:RPG ,CL ,PHP ,HTML ,JavaScript ,CSS IBM i ミドルウェア:UT/400 FAXサーバー:まいと~く Center Hybrid |
開発期間 | 3ヶ月 |
開発体制 | SE1人、PG2人 |
プロジェクトの背景・課題
毎日の業務として、数百社に及ぶ取引先に送信する手FAX作業が課題となっていた。
自動化等をすることが課題となっていたが、単一で全てを解決するソリューションが存在しなかった。
また、存在しても高コストとなってしまう事が想定された。
導入システム概要
FAX対象の帳票は、基幹システムである、IBM i より発行されているため、この発行帳票からFAXへの自動連携を目的とした。
また、自動連携したFAX送信結果は通常、まいと~く専用のユーティリティでしか判らないため、結果が基幹システムと途切れてしまう。
そこで、基幹システムで送信結果がわかる様に、IBM i 上の CS^2 に構築した Web アプリケーションで基幹システムとシームレスになるようにした。
自動連携の概要は次の通り
1. IBM i からの帳票発行を活用するために、印刷帳票をPDF化することとする
2. PDF 化にあたり、ミドルウェアである UT/400 を使用
3. FAX 送信用に、まいと~く Center Hybird を使用
4. 帳票より作成された PDF を IFS 上に一次保存する
5. CL より FAX サーバーへ送信指示 CSV データを送信
6. FAX サーバーが返却する送信結果 CSV をIBM i の自動ポーリングで受信
7. CS^2 のWeb アプリケーションで結果を確認
導入効果
システム導入により、以下の効果を得ることができた。
1. 毎日数百社への手処理FAXがなくなった
2. まいと~くを採用する事で、低コストでシステムを構築する事ができた
3. CS^2 でWebアプリケーションを構築することでFAX送信結果の見通しもよく、基幹システムとシームレスに連携がとれた
4. また、CS^2 のWebアプリケーションでは実際に送信したFAXイメージも参照でき、5250 アプリケーションだけでは実現出来ない事を行う事ができた。